舌痛症について⑧

皆さまこんにちは、中延デンタルクリニックブログ担当です。今回も引き続き、舌痛症について書いていきますね。

ストレスが昂じると、痛みを抑えてくれる脳内ホルモンであるセロトニンやノルアドレナリンの働きが低下し、それが痛みの発生を強化してしまうことも関係しているのではないかといわれています。

こうした特殊な状態が脳内に生じ、抜群に敏感なセンサーをもち脳と膨大な情報をやりとりしている「舌」にその症状が出てしまう。そう考えると舌痛症の背景がおぼろげながら理解できるようにも思います。

舌痛症は、原因も治療法も十分にはわかっていませんが、少なくとも心身両面からの対応が必要な病気であることは確かです。

「からだの痛み」の感覚を生む大脳皮質と「心の痛み(ストレス)」などの情動をつかさどる大脳辺縁系は、「痛い!→不快! !」と緊密に連携しています。

舌のヤケドやキズ、ロ内炎などのシグナルが脳に送られていないのに起きてしまう舌痛症の痛みは、強いストレスをキャッチした大脳辺縁系が「舌が痛い!」という誤ったシグナルを出してしまうからだと考えられています。

また、痛みを抑える脳内ホルモンの働きのストレスによる低下や、神経の過敏化も痛みが強化される一因だとされています。